「究極のカルボナーラ」が誕生するまで

シェフ越川が料理人を志した原点となるのがカルボナーラ。

本来カルボナーラは生クリームを一切使用しません。火を止めてから卵に火が入り過ぎないよう神経を使って仕上げます。

最後に胡椒を振りかけるのはその昔、ローマの炭焼き職人が食べた料理で、手についていた炭を振り払った時に落ちたことが所以です。

地元、埼玉県日高市の「たかはしたまご」の卵職人、高橋氏が人生を賭けて作る「萌味」と「金印」を使用。

こだわり抜いて作られた貴重な卵は使わせていただくまでに10年の歳月を要しました。卵職人とカルボナーラ職人の共演をカーサベッラでお楽しみください。

「究極のカルボナーラ」誕生の軌跡はブログにてご覧ください。

「カーサベッラ」の名前の由来

lavacchio
lavacchio

2011年にシェフ夫妻が初めて訪れたイタリア・トスカーナ州のアグリトゥーリズモ「Fattoria Lavacchio」。

その地で育てた葡萄を収穫し、ワインと食材の恵みに感謝し、乗馬やハイキングを楽しむ。

まさに自然に抱かれながら過ごすアグリトゥーリズモの体験は私たちに大きな感銘をもたらしました。

当時宿泊した棟の名前が「Casa Bella(カーサベッラ)」。

その夜集ったお客様が一つ屋根の下でまるで家族のように温かな時間をお過ごしいただけたらと願い店名とさせていただきました。

シェフ紹介

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越川徹也 /  Tetsuya Koshikawa

1979年 埼玉県に生まれる。

1998年 20歳から東京都内の数々の名店にてイタリア料理を学ぶ。

2004年 老舗イタリア料理店「Il Fornello」にてイタリア人オーナーシェフの元、ローマ料理の神髄を学ぶ。

2009年 新宿御苑「Osteria Il Batticuore」オープニングシェフに就任。現在は白金台に移転。

2010年 フェデルクオーキ・クラブ・ジャッポーネ会員に選出される。

2013年 伊豆市のイタリアンバールをプロデュース、地域活性化に貢献。

2014年 12月 オーナーシェフとして当店『Hostaria Casa Bella(カーサベッラ)』を開店。

2016年 4月  現ソムリエ兼マネージャー須田が合流。

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2児の父親。趣味はサッカー。時々小学生サッカーのコーチも。

食材へのこだわり

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たかはしたまご

シェフ越川がが10年かけて使うことを許された「たかはしたまご」。

鶏舎の空間づくりと餌に徹底してこだわり育てあげた鶏の卵は濃厚で生以外で扱うことは至難の業。卵職人とカルボナーラ職人の競演をカーサベッラでのみお楽しいいただけます。金印はカルボナーラに、萌味は前菜で使用しています。

 

信州峯村牛

出産から出荷まで一貫飼育が特徴の信州峯村牛を東京で唯一扱うイタリア料理店。

ストレスなく愛情たっぷりに育てられた和牛は、弾力と味わいが抜群です。

 

関谷農園

東所沢でたった一人で自然農法(化学肥料、農薬一切使用しない)に徹した野菜を作り続ける関谷さんはシェフと同い年。彼の作る野菜はとにかく生命力が強く、火を入れたり浸したりしても素材の旨みが消えないのが特徴です。